2023年9月の大相撲が終わりましたね。
大関 貴景勝の優勝で幕を閉じました。
今場所大活躍だった熱海富士、純朴な青年といった感じで、まだ髷が結えない頃から大好きでした。
まだ21歳。
これからまだまだ強くなるんだろうな~!
たまにテレビで見るけど、いまいちルールが分かっていない方や、これから見てみたい方へ、大相撲の基本のキを解説します。
2023年の本場所の全開催日程もご案内。
横綱・大関は分かるけど、その下はなんて言うの?
解説でよく聞く言葉も知りたい!
大相撲の本場所とは?
2ヶ月に1回、15日間の日程で開催される本場所。
年に6回(奇数月)行われる本場所は、いわゆる公式戦です。
本場所の成績で、昇進したり番付を落としたりします。
1日目は「初日(しょにち)」
8日目は「中日(なかび)」
最終日にあたる15日目は「千秋楽(せんしゅうらく)」と呼ばれます。
本場所の開催地
【1月場所】「初場所」とも言われます:両国国技館(東京都)
【3月場所】「春場所」とも言われます:エディオンアリーナ大阪(大阪府)
【5月場所】「夏場所」とも言われます:両国国技館(東京都)
【7月場所】「名古屋場所」とも言われます:名古屋ドルフィンズアリーナ(愛知県)
【9月場所】「秋場所」とも言われます:両国国技館(東京都)
【11月場所】「九州場所」とも言われます:福岡国際センター(福岡県)
番附(強さランキング)
上から、横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口の全部で10段階。(テレビでは幕下までを放送しています)
ちなみに、大関は必ず1人はいなくてはいけませんが、横綱は常にいるとは限りません。
枚数は若い方が上位
多くの力士がいるため、さらに序列がつきます。
これを「〇枚目」というように「枚数」で表現しており、数字が小さいほど上位になります。
例えば前頭7枚目と前頭10枚目では7枚目の方がより上位の力士になります。
東と西、強さの違い?
同位置の番付の場合、東のほうが半枚数分格上です。
大昔は、東軍と西軍の対抗試合のような形でした。
その後、いくつかの取組方式を経て、現在の「部屋別総当り」に定着しました。
ちなみに血縁者とは対戦しないこととしています。
勝敗
相手力士に土俵の外に出される
or
足の裏以外が地面に着いてしまったら負け。
いたってシンプルなルールです。
ちなみに、決まり手は全部で82手あります。
歴史
1500年以上の歴史がある、相撲のはじまりは、古事記や日本書紀の時代にさかのぼります。
当時は五穀豊穣を祈る神事として行われていましたが、現代に至るまでに武道としての形を整えました。
お相撲さんは何人くらいいるの?
現在総勢600人を超える力士が相撲部屋に所属しています。
相撲部屋とは、野球やサッカーに例えるとクラブチームのようなもの。
しかし、力士は基本的に部屋を移籍することはできません。
チケット料金
1人あたり約15000円〜3000円で販売されています。
値段は席の種類によって決まっていて、高い順に、タマリ席、マス席、イス席となります。
親子チケットや車いすチケットなどもあり、詳しい料金はお問い合わせしてみてください。
観戦マナー
大相撲の本場所観戦では、集団で一方の力士の名をコールすること、力士の体に触れること、出待ち力士にサインや握手を求めること、取組中にみだりに席を離れること、座布団はもちろん物を投げること、他の観客の観戦の邪魔になるものを身に着けることが禁止されているようです。
もし実際に観戦に行かれる際は、マナーを守りましょうね。
2023年本場所の全日程
5月場所
前売開始日:令和5年4月8日(土)
番附発表:令和5年5月1日(月)
期間:令和5年5月14日(日)~5月28日(日)
場所:両国国技館
7月場所
前売開始日:令和5年5月27日(土)
番附発表:令和5年6月26日(月)
期間:令和5年7月9日(日)~7月23日(日)
場所:名古屋ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
9月場所
前売開始日:令和5年8月5日(土)
番附発表:令和5年8月28日(月)
期間:令和5年9月10日(日)~9月24日(日)
場所:両国国技館
11月場所
前売開始日:令和5年9月16日(土)
番附発表:令和5年10月30日(月)
期間:令和5年11月12日(日)~11月26日(日)
場所:福岡国際センター
令和6年1月場所
前売開始日:令和5年12月9日(土)
番附発表:令和5年12月25日(月)
期間:令和6年1月14日(日)~1月28日(日)
場所:両国国技館
令和6年3月場所
前売開始日:令和6年2月10日(土)
番附発表:令和6年2月26日(月)
期間:令和6年3月10日(日)~3月24日(日)
場所:エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)