子供に玄米ご飯をあげるとどのような効果があるのでしょう。
玄米に含まれる栄養素や危険性を解説していきます。
うちの子供達は、保育園で出される玄米ご飯が大好きです!
玄米とは
玄米とは、精米していないお米。
稲のもみから“もみ殻”を除いたもので、ぬかと胚芽が残った状態のお米です。
白米とは違い、ぬかや胚芽など精米で取り除かれる部分が含まれているのが特徴です。
食感は白米よりやや硬いです。
玄米の栄養成分と健康効果
玄米は白米と比べて食物繊維が約6倍、ビタミンが約2倍〜12倍、マグネシウムが約4.8倍の完全栄養食と言われています。
子どものすこやかな成長のためには「栄養バランスの良い食事」が大前提です。
食品に含まれる栄養素は、大きく分けて「タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル」の5つに分類されます。
これら5つの栄養素はそれぞれの役割を持っており、子どもの成長・発達のためには、すべての栄養素をまんべんなく摂る必要があります。
玄米は何歳から食べられる?
何歳からという明確な基準はありません。
玄米には食物繊維が豊富に含まれています。
また、繊維質が強いため、よく噛む必要があります。
まだ歯が生え揃っていなかったりよく噛むことが習慣になっていない子どもには、かえって消化不良で便秘になってしまう場合もあるので、注意しましょう。
子どもの奥歯が生えそろい、食べ物を奥歯でしっかり噛めるようになってから。
消化機能が整ってくる、3歳以降を目安に始めてください。
なお、細かくすり潰すことができないので、離乳食にはNGです。
玄米のデメリット
玄米には残留農薬の心配があります。
米のぬかには農薬が残りやすいため、精米されている白米と比べ、玄米は残留農薬量が多いのです。
「有機JASマーク」のついたお米のうち「農薬未使用」のものを選ぶことで解消できます。
また、玄米には無機ヒ素が含まれていると指摘されています。
しかし、農林水産省によると、バランスの良い食生活を心がけていれば、食品を通じて摂取することによる健康への問題はないとのことです。
栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。
玄米の炊き方
今は、白米と同じように炊ける、早炊きができる玄米があります。
また、無洗米の場合は洗う必要もありません。
白米をお釜に入れて、水を入れた後に玄米を入れて混ぜれば、簡単に炊けます。
少々値ははりますが、浸水しておく必要がないので、おすすめです。
まとめ
- 玄米は白米と比べて、食物繊維が約6倍、ビタミンが約2倍〜12倍、マグネシウムが約4.8倍含まれている。
- 玄米は食物繊維が豊富なため消化しにくい場合がある
- 早炊き可能な、手軽に炊飯できる玄米もある